【マネーロンダリングとは?】金融庁 マネーロンダリング 160社集中検査

こんにちは、ミヤヒロです

2021年10月10日の日経新聞の朝刊一面に掲載されてました、「金融庁が約160社の金融機関やスマホ決済事業者へマネー・ロンダリング対策検査を実施する」の記事について解説します

この記事を読むことで、マネー・ロンダリング(資金洗浄)の意味が明確になり、今後同じ言葉に出会ったとき、理解の助けになるでしょう!

 

ではさっそく記事の簡単要約です

  1. 金融庁は2022年夏ごろまでに、金融事業者(主に信金、信用組合、スマホ決済事業者)へ、マネー・ロンダリング(信金洗浄)対策が十分にとられているか検査を実施
  2. 今回の検査の背景は、「日本の信金など小規金融機関はマネー・ロンダリング対策が不十分である」という指摘が、国際的な対策組織から報告書で指摘され、課題が浮き彫りになった
  3. 金融機関だけではなく、2020年に「ドコモ口座不正引き出し」で問題となったドコモなど、約20社のスマホ決済事業者も対象
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この記事を読んだとき、こんな想いを感じました。
「マネー・ロンダリング」。聞いたことあるし、なんとなく意味は分かるけど、詳細までは分からないかも。。。。

「犯罪で汚れたお金の足跡を消すこと」ぐらいの感じで、ぼんやりとは把握してましたが、みなさんはいかがでしょうか?

今回は、自身の勉強もかねて解説しようと思います。

 

マネー・ロンダリング(資金洗浄) とは

 

違法な取引(犯罪や麻薬取引等)で得たお金の出どころを隠蔽するために、偽造した口座や他人の口座を利用し、お金を転々と移動させることで、本来の出どころを分からなくする行為
 お金の足跡と洗浄
直接盗んだ現金は別として、金融機関を通じて移動した取引は履歴(足跡)が残ります
例えば、振り込め詐欺では、被害者Aさんの口座から、犯罪者Bさんの口座にお金が移動した履歴が残りますよね
どのような犯罪であっても、お金が移動したら金融機関には記録が残ります。そして、その記録は金融機関や金融庁が調べることができます
なので、そのお金を複数の口座で間で転々と移動させることにより、取引履歴を限りなく複雑化しお金の出本を分かりづらくするのです
そして、こういった洗浄されたお金が、テロ活動や更なる凶悪な犯罪の資金源になっているのです
 日本のマネー・ロンダリング対策の甘さ
今年の8月、39の国と地域が加盟する国際組織、金融活動作業部会(FATF)は、諸外国と比較した、「日本の金融機関のマネー・ロンダリング対策の甘さ」を報告書にて指摘したました
実は、この指摘は初めてではなく10年前からも再三指摘をされており、これまで日本の基準の甘さに国際的な批判は高まっています
今回の指摘はまさに”イエローカード”ともいえる警告であり、もしこのまま問題を放置してしまうと、日本はブラックリストに入り今後、国際的な金融取引が非常にしづらくなる可能性があります。
今回、金融庁が目の色を変えて検査を実施する背景としては、このような国際的な事情が背景にあるようです。
いかがでしたでしょうか?
社会人をやっていると何となく理解した言葉を、不意に「説明してください」と言われた時、ドキっとするような場面が、たまにあるんじゃないかと思います。
このブログでは、知ってるけど深く理解はしてないよう知識を新聞記事を通して、分かりやすく解説します。
次回も新社会人やサラリーマンにとって、役立つ有益な情報を発信していきます。